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月面の日なた部分に水分が存在。NASAの成層圏天文台SOFIAが発見 - Engadget 日本版

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NASA GSFC/Arizona State Universi via Getty Images

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NASAの成層圏赤外線天文台(SOFIA)が、月面の太陽に照らされている部分に、初めて水の成分があることを確認しました。月にはほとんど大気がなく、水は少なくとも日向(ひなた)の部分には存在しないと思われていましたが、観測データが正しければ月面ではいたるとこりに水(の成分)が存在している可能性があります。

SOFIAは月の南半球、地球から見える最大のクレーターのひとつ、クラビウスクレーターの内部でH2O分子を検出しました。これまでにも月の表面では水素を含む分子を検出したことはありましたがそれが水か水酸化物かは識別できませんでしたが、今回の観測データは月面1立方mの土壌に100~412ppmの水分があることが示しているとのこと

「今回の発見は、月面でどうやって水ができるのか、そして空気のない日向という、水にとってはそこにとどまるのが難しい環境下でどうやって存在できるのかという、新たな疑問をわれわれに提示します」とNASA科学ミッションの天体物理学部門長ポール・ハーツ氏はコメントしました。

「水は深宇宙探査においては非常に重要になります。水は私たちの宇宙飛行士にとって直接的な価値のある資源です」と、有人探査および運用ミッション局の主任科学者ジェイコブ・ブリーチャー氏は述べました。水からは、人が呼吸するための酸素と、燃料になる水素または単に飲むための水が得られますが、宇宙船に積み込んで打ち上げるには重い物質です。もし、月面探査で水が現地調達できるのなら、宇宙船にはその分、別の有用なものを積み込めるはずです。

ちなみに、SOFIAはボーイング747-SP旅客機を改造した観測機で、直径106インチ(約2.7m)の望遠鏡を搭載しており、赤外線カメラによって宇宙をより鮮明に観測できます。SOFIAが月を調べたのはこれが初めてであり、実際に観測するまでは信頼できるデータが取得できるかはわかりませんでした。しかしNASAエイムズ研究センターの研究者は「今回の観測が実質的にテスト観測だったことを考えれば、この結果h信じられない成果です。そして観測が有効だとわかった今後は、より多くの観測のため、幾度かの飛行を計画しています」と述べています。

source:Nature
via:NASA

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October 27, 2020 at 05:25PM
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