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あの緑色の台形の缶詰が
「『ノザキのコンビーフ』が70年ぶりにパッケージをリニューアル!!」
去る1月15日、冒頭のプレスリリースがネットニュースを駆け抜けた。SNSでは「もうクルクルできないの?」と嘆くユーザーが続出。大きな話題となっている。
【写真はコチラ】一足先に登場!「ノザキのコンビーフ」新パッケージ
「クルクルって何?」と疑問を抱く前に、そもそも「ノザキのコンビーフって?」と思う読者もいるかもしれない。だが、商品の画像を見れば、「ああアレか!」と分かってもらえるだろう。台形の独特の形状をした緑色の缶詰で、表面には牛のイラストが描かれている。牛肉を主原料とし、そのままでも、加工してもおいしい。
国産コンビーフの第一号として1948年6月に販売した「ノザキのコンビーフ」。一般的な缶詰に見られる丸い筒型ではなく、「枕缶」と呼ばれる台形をしており、開封も缶切りではなく、付属の「巻き取り鍵」を使う(これが“クルクル”たる所以だ)。この開け方が特徴的で、2017年には制作する川商フーズ自らツィッターで「開け方、初見殺し」と自虐して笑いを呼んだ。
なぜ今、リニューアル?
さて、70年ぶりに新パッケージへとリニューアルされる「ノザキのコンビーフ」。大きく様変わりする対象商品は、「ノザキのコンビーフ」「ニューコンミート」「脂肪分50%カットコンビーフ」「ご飯にめちゃいける 和風コンビーフ」の全4商品だ。同缶詰を扱う川商フーズ株式会社食品流通部常温食品グループの谷口伸一さんは、「売り上げが落ちたわけではなく、台形の缶詰を作る設備が老朽化したことが原因です」と語る。
「缶詰を完成させるのは山形県にある日東ベスト社の工場で、缶そのものはタイの工場で生産しています。ですが、そのタイ工場の機械は70年近く使用しているものでメンテナンスのための部品もなくなり、これからの安定供給を考えると、缶そのものを見直さなければならなくなったのです」
数年前に見直しが決まり、真っ先に課題となったのが特徴的な缶詰の形状だ。少し解説をすると、アメリカの食品メーカー「Libby’s(リビー)」が“枕缶”と呼ばれる台形の缶詰の特許を獲得したのが1875年のこと。そして、川商フーズの前身である野崎産業がリビー同様に枕缶で国産初となる「コンビーフ」を発売したのは戦後間もなく、1948年になってからのことだった。占領軍の払い下げによって庶民にも浸透していったのだ。
慣れ親しまれてきた形状を変えるべきか否か――谷口さんたち同社常温食品グループの面々は多いに悩んだ。
「形状をどうするか決定する前にコンビーフ缶に関するリサーチも行ったんです。その結果、多くの方が牛のマーク(イラスト)があること、金属感があること、そして台形という形状が、ノザキのコンビーフに直結しやすいと回答されました。
そこでリニューアル後も形状、イラストを残したものにすることにしました。缶の素材も一部(サイドシームと呼ばれる部分)をハンダ付けする必要のあるスチールから、軽量なアルミに変更して金属感を生かすことにしたのです」
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