◇一つの言葉を話す前にその言葉を平均1000回聞いている
だいたい赤ちゃんは1000回以上その言葉を聞いて、初めて聞いた言葉を話すと言われています。聞こえる子どもたちは、意識しなくても自然と耳に音が入りますが、聞こえないと、、、そうなんです。皆さんの想像通り、耳から言葉が入ってこないので、当然、言葉を耳で聞いて、話すといったことが難しくなります。 こういった話をすると、たまに「聞こえないなら、本を読めば大丈夫じゃないの?」と言う人もいらっしゃるのですが、0~3歳といった最初の言語獲得時期には、自分で本を読んだりしませんし、最初は絵本を読んでもらったりと、話し言葉から理解している人がほとんどですよね。そして自分で本を読んで言葉を理解するにも、ある程度、言葉の土台がないと、内容も理解できないため「本から言葉を学習する」というのは、皆さんが思っている以上に意外と高度なことなんです。
◇聞こえる人の耳は実はすごい優秀!
実は聞こえる人は、家族内の会話で1対1で教えてもらう言葉だけではなく、それ以上にいろんな言葉を耳にしています。 例えば、お母さんと、お父さんが話している会話を聞いて、いつの間にか知らない単語を覚えていたり、駅構内での放送を聞いて、新しい単語を知ったりと、そのときに言葉として表出がなくても、いろんな言葉を無意識のうちに何度も聞いて覚えていってるんですね。 そういったことが難聴児には難しいため、第一言語として日本語を使う場合は、幼少期から「人工内耳や補聴器」を使いこなすための療育(発達支援)や、言葉を増やすための療育などに時間を割くことになります。
◇カクテルパーティー効果って知ってますか?
例えば、皆さんカフェで会話しているときに、隣の席ですごく盛り上がっていて、それが自分に興味のある話の場合、自然と「ん?何の話だろう?」ってキーワードを拾って聞きますよね。例えば好きな野球の球団の話をしていたら、いつの間にか耳がダンボになっているかもしれません。 そうやって普段は聞き流しながらも気になるキーワードだけ拾ってみたり、電車の中で盛り上がってる女子高生の話をも盗み聞きしてみたり、といった出来事がたくさんあると思います。皆さん当たり前のように意識せずやっていると思いますし、それですごく疲れる・・・ということはないと思います。しかし、実はこういったスキルは聞こえる人にしかありません。 他にも、学校や飲食店など、周りが少しざわざわしていても、聞きたい人の言葉を聞くこともできますよね?当たり前のように、友だちや一緒に行ったメンバーの話だけをピックアップして聞いていますよね?そして、そのときに周りの人がワイワイしていたり、キッチンからタイマーの音や食器の音、水道の音がしていたりしても、全く聞こえなくなっちゃう!ということはなく、そんなに気にならず会話が楽しめると思います。 これらを当たり前のようにこなしている、聞こえる人の耳ってやっぱりすごい!といつも思っています。
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July 05, 2021 at 12:01PM
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