今月の食品ロス削減月間に合わせて、家庭で食べきれない食品などを集めて必要とする人に届ける「フードドライブ」の取り組みが、札幌市役所で行われています。
「フードドライブ」は、家庭などで使い切れずに残っている未開封の缶詰やレトルト食品などを募り、必要とする人たちに届ける取り組みです。
札幌市内では年間およそ２万トン、４人家族に換算すると一つの家庭でおよそ４０キロの食品が捨てられていて、深刻な問題となっています。
市はこうした食品ロスを減らそうと、「フードドライブ」の取り組みを始め、２６日も会場の市役所本庁舎１階ロビーには多くの人が食品を持ち寄りました。
対象となる食品は、未開封の調味料やジュース、常温で長期保存ができるレトルト食品などで、市内の子ども食堂や、新型コロナで困窮している留学生などに無償で提供されるということです。
乾麺を寄付した６０代の女性は「一人暮らしだと賞味期限のほうが先に過ぎてしまう。以前から子ども食堂に興味があったので少しでも貢献できてうれしい」と話していました。
食品を受け取った市民団体の女性は「ありがたいです。食品と一緒に愛情も受け取ることができると思います」と話していました。
札幌市環境局環境事業部の太田淳一さんは「少量でもいいのでお気軽にお持ち頂きたいです。どこかで役に立つという思いで寄付頂ければ大変ありがたいと思います」と話していました。
このフードドライブは今月２９日まで市役所で受け付けています。
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October 26, 2021 at 05:10PM
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食品ロス削減月間 札幌市役所でフードドライブの取り組み｜NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp
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