Search

今日は缶詰の日。缶詰を最初に作った人物、ご存知ですか?(ブルーバックス編集部) - 現代ビジネス

jn.prelol.com

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

 今日、10月10日は「缶詰の日」です。これは、1877年のこの日、日本で初めて缶詰の製造が開始されたことに由来しています。

そもそも缶詰とはブリキやアルミなどの金属容器に食料を密封して、長期間の保存を可能にしたものです。

元々は1804年にフランスのナポレオン1世が長期保存できる軍用の食料を募集した際に、ニコラ・アーペルという人物が作成したものが今日の缶詰の原型となっています。とはいえ、彼が作ったのは金属容器ではなく瓶に入ったものであり、「瓶詰め」と呼ぶのがふさわしいかもしれません。

その後、1810年にイギリスのピーター・デュランドが現在のように金属容器を用いたものを開発し、特許を獲得しています。

当時は「缶詰はなぜ保存が効くのか」ということについて、科学的に適切な説明はついていませんでしたが、のちにフランスの科学者ルイ・パスツールが腐敗と加熱殺菌の因果関係を証明し、缶詰の科学的な効果を証明することとなります。

photo by iStock

缶詰が日本に入ってきたのは1871年ごろのことで、長崎の松田雅紀(まつだ・まさのり)という人物が作ったイワシの油漬けが日本で作られた最初の缶詰だとされています。

その後、1877年に開拓使が北海道に缶詰工場を開いたことで、現在のように缶詰技術が工業的に使用され始めます。当時の缶詰の中身は北海道で取ることができるサケやマスで、製造が開始されたのが同年の10月10日というわけです。

缶詰は2度の世界大戦を経て需要が拡大し、今日に至ります。現在では魚介類だけではなく、スープやフルーツなどが缶詰にされて売られています。

余談ですが、缶詰の特徴として「加熱殺菌」をあげましたが、これをしていないものは「缶入り食品」と呼ばれ、缶詰とは区別されています。

「世界一臭い食べ物」として知られているシュールストレミングも缶に入って売られていますが、製造過程で加熱殺菌されていないため、正確には「缶入り食品」なのです。

Adblock test (Why?)



"缶詰食品" - Google ニュース
October 10, 2021 at 04:09AM
https://ift.tt/2YAUuf3

今日は缶詰の日。缶詰を最初に作った人物、ご存知ですか?(ブルーバックス編集部) - 現代ビジネス
"缶詰食品" - Google ニュース
https://ift.tt/2rgy6Y6
Mesir News Info
Israel News info
Taiwan News Info
Vietnam News and Info
Japan News and Info Update
https://jn.prelol.com/

Bagikan Berita Ini

0 Response to "今日は缶詰の日。缶詰を最初に作った人物、ご存知ですか?(ブルーバックス編集部) - 現代ビジネス"

Post a Comment

Powered by Blogger.