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地球上にある空気はどうやってできたの?|読むらじる。|NHKラジオ らじる らじる - nhk.or.jp

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地球上にある空気はどうやってできたの?

22/01/16まで

子ども科学電話相談

放送日:2021/11/21

#子ども科学電話相談#サイエンス#SDGs

11時台を聴く
22/01/16まで

NHKのSDGsキャンペーン「未来へ17action」の関連イベント、「未来へ17action~渋谷ではじめよう」の一環として東京・渋谷のヒカリエホールで開催された<子ども科学電話相談>。ゲストに長濱ねるさんをお迎えして、公開生放送でお届けしました。はまだとうこさん(小学4年生・埼玉県)からの質問に、「科学」の藤田貢崇先生が答えます。

【出演者】
石井アナ:石井かおるアナウンサー
山本アナ:山本志保アナウンサー
藤田先生:藤田貢崇先生(法政大学教授)
長濱ねるさん:ゲスト・NHK・SDGs キャンペーン 「未来へ17action」PR大使
とうこさん:質問者


石井アナ: 会場に来ているお友達からの質問です。はまだとうこさん、いますか? あっ、すぐ手があがりましたね。
山本アナ: 元気よく手をあげてくれました。黄色いセーターに赤いジャンパースカートの方ですね。では質問を、どうぞ。
とうこさん: 地球上にある空気は、どのようにしてできたんですか?
石井アナ: おお。ねるさん、私たち、当たり前と思って。
長濱ねるさん: 確かに。考えたことなかったけど、不思議ですね、うん。
石井アナ: これは藤田先生にお答えいただきましょう。
藤田先生: はい。とうこさん、こんにちは。
とうこさん: こんにちはー。
藤田先生: 地球上の空気はどうやってできたのかという質問ですが、地球上の空気は、一番どういうものが多く含まれているか、知っていますか?
とうこさん: 知ってまーす。
藤田先生: 何が含まれているんでしょう。
とうこさん: 窒素。
長濱ねるさん: おお! すばらしい。
藤田先生: 窒素。正解です。窒素が80%、残り、次はなんでしょう?
とうこさん: 酸素。
藤田先生: 酸素ですね。酸素が20%というような比率で、私たちの地球の空気はできているといわれています。むか~し昔から、これと同じ成分で大気ができていたのか。空気のことを「大気」とか、地球科学ではよくいうんですけれども、地球ってだいたいいつぐらい前にできたか、知ってますか?
とうこさん: 45とか46億年前。
藤田先生: あっ、詳しいですねえ。46億年前とか45億年前というふうにいわれていますが、地球はそのころにできました。このときは今と同じような成分だったのかというと、どう思いますか。同じだと思います? 違うと思います?
とうこさん: 違うと思う。
藤田先生: 違うと思う。はい。今、多くの科学者は「違う」というふうに考えています。

地球に限らず、水星、金星、地球、火星……いわゆる惑星ですね。その惑星というのは、もともとはもっと小さい小さい粒みたいな、岩石とか氷の粒からできていったんです。この粒がどんどん集まっていくと、さらにほかのものをひきつけるようになって、だんだん雪だるま式に大きくなっていくわけです。粒どうしが衝突事故を起こすみたいな感じです。

そうしたら、粒と粒がガーンと当たってだんだん大きくなっていくと、中からガスが、気体がしみ出てきて、そしてその物体の周りに薄~く大気の膜ができる。でもこの「膜」というか「層」とかいいますけれど、すごーく大きな天体でなければ、そういう気体の成分をしっかり持っておくことができないので、ある程度の大きさまでいかないとなりません。

例えば月はほとんど大気がないですね。でも地球とか金星とか、あるいは木星とか土星というのは、もっといっぱい大気がある。はじめはそういう岩石や氷からしみ出てきた気体でできてきたんですが、このときの主成分は、二酸化炭素と水蒸気です。二酸化炭素と水蒸気のままなんですが、地球がだんだん冷えてくると水蒸気が水になります。

とうこさん: ああ。
藤田先生: 水になって、そしたら海ができるわけです。海ができるとその中で生きものが誕生して、二酸化炭素から酸素を作る生きものが生まれてきます。
とうこさん: いわゆる、植物ですね。
藤田先生: そういうことです。
石井アナ: おお~~。
長濱ねるさん: すっごい! (パチパチパチパチ)
藤田先生: 光合成をする生きものが生まれてくると、酸素を出していくわけです。大気にどんどん酸素を出していくと、はじめは二酸化炭素がたくさんあったものが、だんだん二酸化炭素が減って酸素の量が増えていく。その酸素の一部はさらに上にあがって「オゾン」というものを作るようになって、「オゾン層」って、ありますね。紫外線をブロックしてくれるようになって、そうすると水の中の生きものが陸地にあがっていくっていうふうになります。ですから今の地球の大気ができたのは、植物が光合成をして、そして酸素を増やしてくれたおかげというふうに考えることができると思います。
とうこさん: じゃあ、植物がなくなったら私たちは生きていけないんですか?
藤田先生: そうです。大切な考えですね。植物がなくなってしまうと、酸素を作ってくれる生きものがいなくなってしまうので、私たちは生きていくことができないということになりますね。
石井アナ: とうこさんが言ったとおりですね。本当に植物があるからこそ、植物も私たち人間もちゃんと生きていける地球なんですね。とうこさん、いいですか?
とうこさん: はい。ありがとうございまーす。
藤田先生: ありがとうございます。
石井アナ: ありがとうございました。

【放送】
2021/11/21 子ども科学電話相談 「科学」 藤田貢崇先生(法政大学教授)

11時台を聴く
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November 21, 2021 at 03:00PM
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