NPO法人フードバンクとくしま(徳島市)は12月29、30の両日、生活困窮者に食べ物や日用品を無償で配る年越し支援をする。新型コロナウイルスの影響で暮らしに行き詰まる人が多いとみて、昨年に続き2日間行う。物資の提供や、運営を手伝うボランティアを募っている。
両日とも午前10時～午後3時に徳島市昭和町3のヒューマンわーくぴあ徳島で実施。コメや缶詰、レトルト食品など数日分の食品を袋に詰めて渡す。毛布や暖房器具などの日用品は必要な物を持ち帰ってもらうが、個数制限を設ける。
配布を巡るトラブルを避けるため、感染対策も兼ねて予約制にする。12月1～25日に希望日時をファクスやメールで申し込んでもらう。4、8、22日の午前10時～午後4時はわーくぴあ内のフードバンク事務所でも予約を受け付ける。後日、整理券を自宅に郵送する。
食品は400人分を想定。昨年は約600人に配っており、申し込みが多ければ増やす。県と市の社会福祉協議会、県労働者福祉協議会の支援員が無料で生活相談に応じる。
フードバンクの年越し支援は2013年から毎年実施。ただ、困窮者に見えない人が訪れたり、物資を多めに持ち帰ろうとして周りともめたりするケースがある。昨年は感染対策で密集を防ぐために整理券を当日配ったところ、苦情を言う人がいたという。
提供を求めている物資のうち、布団や毛布、タオルは未使用品に限る。12月13～24日に事務所に持ち込む。既に個人や団体からカップ麺やレトルト食品、缶詰などが寄せられている。27日から始まる仕分け作業や当日の運営を手伝うボランティアも募っている。
清田麻利子理事長は「感染防止に配慮しながら、本当に困っている人に適切に支援が届くようにしたい」と話している。問い合わせはフードバンク、電話088(679)1919。
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November 27, 2021 at 04:14PM
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生活困窮者に年越し支援を フードバンクとくしま、物資やボランティア募る 今年は事前予約制に - 徳島新聞
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