余剰食品を集め、生活困窮者の支援団体などに提供しているフードバンク気仙沼（遠藤明白代表）が３０日、市役所ワン・テン庁舎で、食品の寄付を呼び掛けた。
フードバンクは集めた食料品などを、市の委託を受けて生活困窮者の自立支援などを担う「ひありんく気仙沼」、地域包括支援センター、民生委員、子ども食堂を行っている団体に提供している。
旧新月公民館にある事務所への持ち込み、イオン気仙沼店や市役所本庁舎などに常設している「フードポスト」を通じ、寄付を受け付けている。
しかし、新型コロナウイルスの影響や高齢化による事情から食料品のニーズが増えて物資が不足し、市役所に寄付スポットを設けた。
ワン・テン庁舎では２年半ぶり。窓口には開設からすぐ市民が訪れ、缶詰や米、レトルト食品、ノリ、乾麺などを寄付。必要としている人たちのため、有効に消費されるようメンバーに託した。
集まった食品は検品した後、関連団体などに提供される。遠藤代表は「協力は大変ありがたい。今後も活動を周知し、寄付を呼び掛けたい」と話した。
フードバンクは引き続き、フードポストなどで寄付を受け付ける。手間をかけずに食べられるレトルト食品、缶詰などが特に不足しているという。問い合わせは事務局の齋藤彰さん（電話０８０・６０２２・０２８８）まで。
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September 01, 2022 at 07:35AM
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