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台風11号 複雑な動きのメカニズムは? 奄美で影響長期化の恐れ すでに生鮮食品は品薄、缶詰売り切れ | 鹿児島のニュース - 南日本新聞

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野菜の売り切れを知らせるスーパーの売り場=31日午後5時45分、奄美市名瀬

野菜の売り切れを知らせるスーパーの売り場=31日午後5時45分、奄美市名瀬

 31日に鹿児島県奄美地方の一部を強風域に巻き込んだ台風11号は、今後沖縄の南に進んで停滞し、4日以降に東シナ海を北上する見通し。複雑な動きには太平洋高気圧と、11号の近くにある熱帯低気圧が関係しているようだ。商店の棚から野菜や牛乳が消え始めている奄美では、影響の長期化が懸念される。

 台風11号は8月28日に太平洋の南鳥島近海で発生後、西へ進んだ。鹿児島地方気象台によると、台風の北側に太平洋高気圧が広がっていたため。台風は自分の力で動くことはできず、高気圧南側で吹く西向きの風に運ばれた。夏は通常、日本列島付近に高気圧があることが多く、同地域で発生した台風が11号と同じ進路をたどるのは珍しくはないという。

 特に動きが複雑になるのは、沖縄の南で停滞する9月2日ごろだ。現時点で複数の理由が考えられるが、11号の南東にあり、近く台風に変わる見通しの熱帯低気圧が影響している可能性がある。

 台風や熱帯低気圧を含め低気圧は、中心に向かって反時計回りに空気が入り込むため、北西側では南向きの風が吹きやすい。熱帯低気圧の北西にある11号にも影響を及ぼす。

 南下した後に動きが停滞するとみられるのは、北向きの力も働くからだ。高気圧から流れ出る風は低気圧と反対で時計回りのため、西側では北向きの力が働く。それぞれ反対方向の空気の力が釣り合うことで、同じ場所にとどまりやすくなるという。

 この熱帯低気圧は台風となるものの、2日までには勢力が衰え熱帯低気圧に戻る見込み。南向きの力が弱まることで、11号は北上を始めるとみられる。

 台風の影響で奄美と鹿児島、沖縄を結ぶ海や空の便は今後も欠航が続く見通し。奄美市のスーパーでは生鮮食品を中心に品薄になっている。

 奄美市名瀬小浜町のイオンプラザ大島店によると、台風接近前の8月30日午前中に缶詰やインスタント食品、牛乳などが早々と売り切れた。谷川祐一店長(57)は「長期化を見据え、早めに買い置きしようとする意識が高い」と話した。

 同市名瀬芦花部の主婦入耒院幸恵さん(46)は「子どもの弁当を作らなければならず、肉や野菜を買っていないから困る。1週間ほど欠航するのではと聞いており大変」とこぼした。

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September 01, 2022 at 05:30AM
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