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市販弁当や冷凍食品、「チン」で死産リスク上昇説 - オルタナ

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記事のポイント
①市販弁当や冷凍食品で妊婦の死産リスクが上昇という研究結果
②原因は、電子レンジにかけることで容器から溶出する環境ホルモンなどの複合影響か
③有害化学物質から身を守るには

名古屋市立大学の研究報告が波紋を広げている。市販弁当や冷凍食品をよく食べる妊婦は死産のリスクが高まるという内容だ。死産リスク上昇の明確な原因は不明だが、食品をプラスチック容器に入れたまま電子レンジで温めることによって、内分泌かく乱(環境ホルモン)作用をもつ化学物質などが溶出し、身体に悪影響を与える可能性があるという。一体どういうことなのか。(オルタナ編集委員・栗岡理子)

電子レンジで温めたプラスチック容器から溶出した化学物質が身体に悪影響を与える可能性

市販弁当や冷凍食品で、死産リスクは2倍以上という調査結果

日本の子どもたちの間では近年、生活環境の中にある物質が原因とされる疾病が増えている。とりわけ、有害化学物質が子どもの成長や発達にもたらす影響についての関心は高い。環境省は全国で10万組の親子を対象とする大規模な疫学調査(エコチル調査)を2011年に開始した。

名古屋市立大学の研究チームは、そのエコチル調査で行ったアンケートをもとに妊婦の調理済み食品の摂取頻度と出産時の状態との関連を調べ、国際学術誌「Nutrients」に発表した。

それによると、市販弁当と冷凍食品の摂取頻度と妊娠12週以上での死産(9万人中842例、0.9%)との間に相関関係があるという。なお、この解析では、母親の年齢、喫煙、飲酒、学歴、収入、労働環境などの要因が考慮されている。

市販弁当を週1〜2回食べていた妊婦はほとんど食べない(週1回未満)の妊婦に比べ、死産の割合が2倍上昇した。週3回以上食べていた妊婦はほとんど食べない妊婦に比べ2.6倍となった。また、冷凍食品を週1〜2回食べていた妊婦はほとんど食べない妊婦に比べ、死産の割合は2.2倍。週3回以上食べていた妊婦は2.1倍になったという。

■電子レンジが有害物質溶出の引き金か

研究チームは化学物質の曝露は計測していないので、原因は不明である。市販弁当や冷凍食品を電子レンジで温めることで、環境ホルモン作用をもつビスフェノールA(BPA)やフタル酸エステル類などの化学物質が食品容器から溶出し、悪影響を及ぼした可能性があると考察している。

一方、今回の調査では、レトルト食品やカップラーメン、缶詰食品の摂取頻度は死産との関連が認められなかった。

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August 30, 2022 at 01:02PM
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