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株式ってどうやって購入するの? 初心者向け5つのステップ - Business Insider Japan

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多くの投資家がオンラインブローカーを通じて株を売買している。

Alyssa Powell/Insider

  • 株式を購入する最も簡単で現実的な方法は、オンライン証券や投資プラットフォームに口座を開設することだ。
  • どの株式に投資するかを決めるときは、自分で調査することが重要である。
  • 明確な投資目的があれば戦略全体の指針になるが、分散ポートフォリオの構築はどの投資家にとっても欠かせない。

株式投資が資産を築き上げる魅力的な方法だということはよく知られている。投資は素人だという方も、思うほど難しくはないのでどうか安心してほしい。株式投資を始めるには、オンライン証券口座を開設しさえすればよい。

貯金の大部分を株式投資に回す場合でも、話題の投資を試しに少額から始める場合でも、次の5つのステップに従って購入して、ポートフォリオを構築する。

ステップ1:証券会社に口座を開設する

株式は証券取引所で売買されているが、直接取引所から買うことはできない。市場にアクセスするには、課税証券口座を開設しなければならない。

証券口座は、証券の売買に使われる点以外は銀行口座と似たような機能を持つ。プロバイダーを選んだらオンライン口座を開設して資金を移し、何回かクリックすれば株式購入の準備が万事整う。

数多くの認可証券会社の中から、個人のニーズや優先順位を踏まえて選択する。証券会社は主に次の3つから選べる。

  • 総合証券会社:「伝統的な」総合証券会社は、専門的なリサーチや助言、退職後の人生設計、税務サポート、相続対策、IPO(新規公開)株式の購入といった幅広いサービスを提供する。そのため、高い口座手数料を支払う余裕のある富裕者層を対象としている。
  • ディスカウントブローカー:ディスカウントブローカーでは、投資家が自分で投資判断を下す。ディスカウントブローカーは通常、顧客のために取引だけを行い、専門的な投資アドバイスは提供しない。以前はこうした業者は例外的だったが、手数料が手頃で、場合によってはかからないことが投資家に支持され、今ではスタンダードになっている。
  • ロボアドバイザー:顧客独自の目的やスケジュールに基づいて、顧客のために投資商品を選定し、運用する自動投資プラットフォーム。通常は、手数料が割安な上場投資信託(ETF)やインデックスファンドに資金を投資するパッシブ(市場の指数やポートフォリオに追従する)投資戦略を採用する。手が掛からないサービスを好む「設定後はお任せ」スタイルの投資家に受けが良い。

証券会社は単なる投資プラットフォームではなく、投資教育のためのツールであることも覚えておこう。証券口座を開設したら、リサーチや分析ツールも利用できるので、投資判断を下す際にはこうしたリソースを使いこなしてみるのも一案だ。

企業のファンダメンタルズ(基礎的条件)についての情報——目論見書、四半期決算報告書、関連指標や成長予想——は、大半の証券会社のプラットフォームから取得できる。こうした情報を基に、その会社の足元の状況や今後の予想について深く理解する。

ステップ2:企業を調査して買いたい銘柄を選ぶ

株式市場には数千の上場企業があり、それぞれの企業に特徴がある。多すぎて手に負えないと感じても、株式の購入は、その企業の一部を所有することに他ならない事を覚えておこう。つまり、どの企業や業界に関心があるかを自問することから始めると良い。

選択肢を絞り込んだら——ひょっとしたら興味のある業界から数社を特定しているかもしれないが——アナリストのように考えて自分で調査をしてみよう。企業が発行するアニュアルレポートや証券取引委員会(SEC)に提出するフォーム10Kは、企業の財務状況だけでなく株主通信まで包括的に概略しているので、最初に見る資料として最適だ。

銘柄選びについては数えきれないほどの戦略がある。購入対象を評価するもう1つの方法は、投資戦略を念頭に入れてポートフォリオを設計することである。

例えば、株式を安定的な収益源と考えるならば、配当株式を検討するかもしれない。リスク許容度が高くスタートアップの成長企業に関心がある投資家ならば、グロース株が良いだろう。反対に、バリュー株が中心のポートフォリオは、長期的に企業が成長し、株式市場全体をアウトパフォーム(運用成績がベンチマークとする指標を上回った状態)することを目指した割安株を見い出すことを意味する。

ヒント:分野を絞り込むには、スクリーニング(一定の条件を満たす銘柄を絞り込む)機能を使うのがお薦めだ。具体的な基準に基づいて企業をスクリーニングできるので、自分の戦略に合う投資をポートフォリオに追加できる。

一般的に、結論を導き出すのに必要なあらゆるリサーチ資料にアクセスできるが、分析スキルに磨きをかけるには時間も労力もかかる。ポートフォリオを構築するときに覚えておいた方が良いヒントをいくつか紹介しよう。

長期的に考える:頻繁に取引をして手っ取り早く利益を上げようとしない限り、長期投資は最も安全な投資だと言える。というのも、限られた期間で、長期投資はほぼ一貫して市場をアウトパフォームしており、衝動的で感情的な取引は投資家のリターンを著しく損ねるからだ。

保有銘柄を分散する:たとえ少額から始めるとしても、分散ポートフォリオを検討しよう。資産クラスの中でも資産クラス間でもさまざまな投資を保有することは、リスクを抑え、ボラティリティ(変動率)に対して備えることを意味する。

だからこそ多くのファイナンシャルアドバイザーが、投資の初心者に低コストで株式の「バスケット」を購入できる投資信託やETFの購入から始めることを薦めるのだ。特にインデックスファンドは、分散効果の高いポートフォリオの基礎になるかもしれない。

税金に注意する:節税効果の高い投資商品を選び、可能ならば長期キャピタルゲイン(売買差益)に課せられる低い税率を利用し、長期目線で考えるという助言に従ってできるだけ長く保有する(注:米国では長期キャピタルゲインと短期キャピタルゲインで税率が異なる)。

ステップ3:投資額を決定する

株式投資を始めるのに最低投資額はない。いつでも少額からスタートして、時間をかけてポートフォリオを大きくしていけば良い。

投資リターンは予測できないので、失っても構わない額だけ投資をし、広く自分のリスク許容度を意識することが大事だ。

最終的な投資額から、購入価格と株数が決まる。だが、ポートフォリオを適度に分散するのにどのくらいの時間がかかるかも頭の隅においておこう。証券会社のプラットフォームで株価を探すには、企業名や証券コードを検索する。

興味のある株式の価格が手に届かないなら、ミニ株(単元未満株)投資という手もある。ミニ株投資とは単位未満、つまり株式の一部を購入できる制度だ。例えばある株式を購入するのに500ドル必要ならば、株式の50ドル分、つまり10%相当の単位未満株を購入できる。今日ではフィデリティ(Fidelity)からロビンフッド(Robinhood)まで、さまざまなオンライン証券会社がミニ株サービスを提供している。

注意:証券会社に口座を開設するときに、現物口座と信用口座のどちらが良いか聞かれるかもしれない。信用取引とは、証券会社から資金を借りて証券を買うことだ。このとき借りた資金の利息を支払わなければならないので、一般的に初心者にはお勧めできない。

ステップ4:取引を実行し、注文の種類を選択する

口座を開設し、投資目的と戦略を書き留めて、どの株式やファンドに投資をするか決めたら、今度は行動する時だ。ニューヨーク証券取引所(NYSE)やナスダック(NASDAQ)など米国の証券取引所の通常の取引時間は、東部標準時間の午前9時半(日本時間の23時半)から午後4時(同6時)までである。

株式を買う前に、購入プロセスを決める注文の種類を選択する必要がある。証券会社の口座経由で取引を実行する場合、成行注文と指値注文の主に2つから選ぶ。

  • 成行注文:成行注文では、価格を決めずに、証券会社に株式や証券をすぐに購入するよう注文する。特に長期投資家は指値注文ではなく成行注文を選択するのが一般的だ。というのも、その銘柄を絶対に買いたい人や売りたい人にとって、注文が確実に執行されるというメリットがあるからだ。
  • 指値注文:成行注文がなるべく早く注文を入力するよう証券会社に指示するものだとすれば、指値注文は一定の価格を指定して発注する。その特定価格で株式を手放したい売手がいる場合にのみ、注文が執行される。指値注文では、証券の購入価格に対する投資家の裁量が多い。だが、指値注文の場合、こうした専門的で複雑な取引に手数料を上乗せする証券会社がいることも念頭に置いておこう。

株式の注文を出すには、証券会社のプラットフォーム上で画面を開き、必要な情報を入力する。約定すると、新たに購入した株式が反映されてポートフォリオが即座に更新される。

株式を売りたくなることもあるだろう。そんなときは、株式は極めてリスクが高く、バイ・アンド・ホールド(買い持ち)戦略が価格変動からポートフォリオを守るうえで有効であり、最終的に長期的な利益にあずかれることを肝に銘じておこう。

ステップ5:継続的にポートフォリオを構築する

本当の意味でポートフォリオの構築が「完了」することはない。ポートフォリオの構築は、経験を積んで投資目標が明確になるほど効率的になる継続プロセスだからだ。ポートフォリオを構築してしばらく経ったら、保有銘柄を見直してみよう。リスクを抑えるために十分に分散されているだろうか? ポートフォリオは1つの業種に過度に集中していないだろうか?

投資状況を常にウォッチしておくべきだが、日々の価格変動には一喜一憂しない。繰り返しになるが、株式投資は長期で臨むのが一番なのだ。目標達成に向かって順調に進んでいるかどうか、定期的に自問したりファイナンシャルアドバイザーに聞いたりしてみよう。答えが「ノー」ならば、ポートフォリオの資産配分を微調整する時かもしれない。

株式売却の最善のタイミングは、お金が必要になったときだ。これは、事前に決めたスケジュールや、投資目標が短期か長期かによって異なる。株式の売却を検討する場合は、そもそもどうしてその銘柄を買ったのか、そしてその銘柄が投資目的にまだ一致しているかを考えてみよう。

まとめ

初めての株式投資は大変そうに見えるかもしれないが、明確な目標を立てて、オンライン証券会社が提供するあらゆるツールを駆使することで、容易になるかもしれない。

投資の第一歩は証券会社に口座を開設することだ。ポートフォリオを構築するときには、スケジュールやリスク許容度を決めて、慎重に分散投資を行い、どういった種類の株式が目標達成に最もふさわしいかを決めるなど、慎重に検討することが重要である。

(翻訳・中山桂、編集・長田真)

[原文:How to buy a stock: A step-by-step guide to help you get started investing

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