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アメリカ株投資がブームだ。アップル、アマゾン、アルファベット(グーグルの親会社)、フェイスブックなどの会社は、日本人の日常生活にも深く食い込んでいてなじみがあるし、アメリカ株は1株単位の少額から投資できるので、個人投資家が手がけるのも気楽だ。 インデックスファンドのリスク比較 ■1990年以降NYダウは13.5倍、日経平均はマイナス そして、何よりも過去のパフォーマンスが優れていたことが大きい。1990年をスタートにすると、日経平均株価が約26%下がっているのに対して、NYダウは13.5倍にもなっている。
筆者のような理屈っぽい人は、「過去のパフォーマンスは、あくまでも過去のもので、将来のパフォーマンスの予測とは無関係です。過去のパフォーマンスで投資対象を選ぶのは利口ではありません」などと言うわけで、これはこれで意見としては正しいのだが、過去のものであっても、現実の値上がりは、投資家にとって魅力的に映る。 実は、「-26%」と「13.5倍」という日米の株価の比較は、『週刊東洋経済』9月11日号の「まだ間に合う米国株超入門」という特集の冒頭に置かれたマンガの中で紹介されていた数字だ。
日経平均の最高値は1989年末の3万8915円なので、1990年スタートは比較上不利なスタート時点だが、圧倒的な差だ。 さて、「もうは、まだなり」と対句で「まだは、もうなり」という相場格言がある。アメリカ株投資は、本当に「まだ間に合う」のだろうか。 筆者の結論は「長期投資なら、当然、まだ間に合う」なのだが、個人投資家は、アメリカ株投資についてどう考えたらいいか、どのように投資したらいいか、について書いてみる。先の特集記事とあわせて読んでいただくと、参考になるだろう。
さて、アメリカ株投資を手がける個人投資家には、大きく2つのタイプがある。ETF(上場投資信託)や公募の投資信託を通じて分散投資されたアメリカ株に投資しようとするタイプと、アップルやマイクロソフトのような個別株に投資しようとするタイプだ。 ■S&P500連動のファンドが「ベストではない」ワケ まず、前者について、どのような投資方法がいいか、結論を出そう。アメリカ株投資に熱心な向きには、「S&P500にだけ投資していれば、投資はOK」というS&P500「1択主義者」が少なくない。投資信託の積み立て投資の新規口座で選ばれる対象を見ると、同指数に連動するインデックスファンドの選択が顕著に多い。
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September 11, 2021 at 04:01AM
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