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ナウルの人はクルマをどうやって買うの?|そのうち、ナウルに行こうよ|ナウル共和国政府観光局Twitter 中の人 - gentosha.jp

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こんにちは。ナウル共和国政府観光局(の中の人)と申します。この連載は日本より遠く南東に4,000km、太平洋に浮かぶ楽園()ナウルについて徒然と綴っているものです。それではどうぞ。

どうやってナウル人は車を入手するの?

ナウルに行くと日本の中古車が走る風景を見ることが出来ます。ほとんどが日本車といっても過言ではないでしょう。価格が安く、燃費も良く、物持ちの良い日本車はナウルだけでなく、他の太平洋島嶼国でも広く愛されています。

また、かつて統治に携わったイギリス、オーストラリア、ニュージーランドの影響で左側車線という相性もあります。ナウルを含めた太平洋の国々には自動車製造工場はないのですべてを輸入に頼っており、その多くが中古車です。

余談ですが、ナウルが豊かであった時代は、その豊富な財力で外車(日本以外の)を乗り回し、故障したら道端に放棄したという伝説も残っているくらいですが、今のナウルにはそんな余裕はありません。

正規販売店はない

ナウルは市場規模が小さいため、これほどに日本車が愛されているにもかかわらず、トヨタやホンダの正規販売店はありません

では、ナウル人はどのように車を入手するのでしょうか。主な二つの手段を紹介します。

まず一つ目は、最も近い先進国であるオーストラリアを中心とした国からの個人輸入です。この手法ではもちろん新車も手に入れることができます。

もう一つは、ナウル国内の友人知人、商店からお下がりの自動車を購入する方法です。ナウル観光公社は車両を一台、ピックアップトラック「トヨタ・ハイラックス」を保有していますが、これもカペレというナウル最大の個人商店グループから中古を購入したものです。

ナウルの内陸部は未舗装道路、斜面も多く、ハイラックスの四輪駆動が役に立っています。ちなみに、このカペレでは最大級のスーパーマーケット、車のレンタル、釣りボートのチャーターも経営していますので、訪問の際は何かと頼れる先です。残念ながら 英語対応のみですが……。

掘り出し物も

このように車が国内で循環する社会ですから古い車を大切に使っている方もいます。以前、観光局のTwitterで中古のランドローバー(英国メーカーの四輪駆動車)を紹介したところ、日本の車ファンの方から非常に珍しいものだと、かなりの反響をいただきました。

それもそのはず、今から60年以上も前に販売が開始されたシリーズなのです。実際に何年に製造された車両かはわかりませんが、国内にあった他の車両から部品を交換しながら、永年にわたって使用されているようです。

もともと軍用車として設計されているため腐食にも強く、潮風の当たるナウルに気候にも適しているのでしょう。

もしかしたら過去にオーストラリア軍が持ち込んだものかもしれません。

もしナウルに訪問して、古い車を見つけたら、そのいきさつを聞いてみるのも面白いかもしれませんね。何か歴史があるはずです。

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September 19, 2021 at 02:02PM
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