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サバ缶で「元気」発信! 復興願い開発、人気商品に―地場企業に手応え・岩手 - 時事通信

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2021年01月30日07時20分

洋風サバ缶「サ ヴァ?」と岩手県産参与の佐藤則道さん=2020年12月23日、岩手県矢巾町

洋風サバ缶「サ ヴァ?」と岩手県産参与の佐藤則道さん=2020年12月23日、岩手県矢巾町

 東日本大震災で被災した岩手県の企業が製造、販売する洋風のサバ缶シリーズが人気だ。フランス語で「元気?」を意味する「サ ヴァ?」としゃれの利いた商品名で、2013年の発売開始以来、900万缶を出荷。震災から10年を迎える被災地から「元気」を発信している。

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 カラフルで斬新なパッケージ、一般的なサバ缶の数倍という強気の値付け。オリーブオイルやバジルを使った洋風の味付けは発売当初は珍しく、「サバ缶ブームをけん引したインパクトのある商品」(業界関係者)と評価される。
 「三陸全体が元気で頑張っているよ」という思いを込め、県産品を扱う第三セクター「岩手県産」(矢巾町)が販売を担当。震災後に東日本の食産業の復興支援を目的に設立された一般社団法人「東の食の会」(東京)が企画し、製造を依頼された地元の総合食品メーカー「岩手缶詰」(釜石市)と3社で開発した。
 岩手県産参与の佐藤則道さん(63)は、1個380円(税抜き)という高級路線で販売するに当たり、「誰が買うのか」と社内から反発もあったと振り返る。しかし、「三陸の復興のためには物を売っていかないと」と周囲を説得。初回生産量5万7600缶を売り切らなければ赤字というプレッシャーの中で、商品は予想以上に売り上げを伸ばした。
 独特のデザインに目を付けた雑貨店などから展開が始まり、徐々にスーパーでも取り扱われるように。17年末に民放のバラエティー番組で取り上げられると、爆発的に注文が殺到した。一時欠品しながらも、18年度の売り上げがほぼ倍増するほどの人気となった。
 「生産者に利益があってお客さんも喜んでくれる」と手応えを語る佐藤さん。今後も地元に「元気」をもたらし、被災地の復興につなげていくつもりだ。

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