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「びっくりしてしまいました」
この撮影方法に関する論文を2018年に学術誌「Ichthyology & Herpetology」に発表したスミス氏は、2013年のある日の深夜、ふとした思い付きから、染料で着色した魚の骨格標本を蛍光顕微鏡にセットした。白い可視光の代わりに、高エネルギーの光を使用する顕微鏡である。 「無造作に置いただけなのですが、びっくりしてしまいました」とスミス氏は語る。「蛍光によって、細部までありありと浮かび上がったからです」 「暗闇で光るおもちゃとよく似ています」と話すのは、米ミネソタ州のセントクラウド州立大学の生物学准教授で、論文の共著者であるマット・デイビス氏だ。「基本的な原理は一緒です。光を吸収して蓄え、その光を放出するのです」。ちなみに、カモノハシ、ムササビ、ウミガメなどの動物で生物蛍光が確認されている。 蛍光画像の利点は、標本の雑然とした要素を取り除き、研究者がこれまで気づかなかった、あるいは気づけなかった細部に注意を向けられるようになることだとスミス氏は言う。 この方法のゼラチンに関する部分を改良したのは、スミス氏の研究室をボランティアとして手伝ったチェスニー・バック氏と、カンザス大学でスミス氏の下で研究を行っている博士課程の学生マット・ジラード氏だ。ジラード氏は、染色した標本をゼラチンに埋め込む方法が、新たな可能性を切り開いたと話す。 「ピンセットや手で動かしてやれば、骨同士が関節でどのようにつながっているのかを観察できます」とジラード氏は言う。「また、ある骨の後ろに何かが隠れていないかを確認することもできます。層状の骨の奥に、ほかの動物にあって人間にはない器官があることも多いでしょうから」
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August 21, 2021 at 07:05AM
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