ヤクルト村上宗隆内野手が、2戦連発で再び単独本塁打キングに躍り出た。0-1で迎えた4回に、先頭で打席に入ると、アルカンタラの浮いた135キロスプリットを右中間席へ運ぶ24号ソロ。「追い込まれていたけど、甘く入ってきた球をミスショットすることなく捉えることができた」と振り返った。これでリーグトップで並んでいた巨人岡本和に1本差をつけた。

先制された苦しい序盤を乗り切り、一時同点に追いつく1発。流れを引き渡さなかったが、8回に勝ち越した直後に追いつかれ、引き分け。連敗を4で止めることができなかった。高津監督は「得点圏に走者がいるときにどうやって1本出すかというところは課題かなと思う」。主砲村上を含めた打撃陣に、さらなる奮起を促した。

▽ヤクルト高津監督(2-2での引き分けに)「全体的に今日みたいな試合展開にしていきたいなと思っていて。ロースコアで。その中でこういう展開に持っていけたのは収穫があった」

▽ヤクルト高梨(先発して6回5安打1失点)「調子自体は良かった。先制されてしまったが、何とか粘りながら6回を投げることができた」

▽ヤクルト・サンタナ(29日に新型コロナウイルスワクチン接種の副反応で出場登録を抹消。特例2021で復帰直後の8回2死二塁でに適時二塁打)「外野が前進していたので、強い打球で外野を越してやろうという気持ちでした」