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食品を受け取る若者たち=鹿児島市下荒田2丁目の県婦人会館
大学・短大や専門学校、高校受験生、保護者らが対象で、会場の下荒田2丁目の県婦人会館には200人超が詰めかけた。コロナ感染防止対策で米やカップ麺、レトルト食品、缶詰などが袋にまとめて入れられ、一つずつ受け取った。トイレットペーパーや生理用品も渡された。
鹿児島市内で1人暮らしをする志學館大学2年の女子学生(19)は「本当に助かる。食費を切り詰めるため弁当を作っているが食材が高く、値引き商品を買っている」。家賃は親が負担し、生活費を稼ぐため飲食店のバイトをしているが「ほぼ最低賃金で物価高に見合わない」と訴えた。
鹿児島大学農学部3年の男子学生(20)はコロナの影響でバイト先がつぶれ、今は系列の飲食店で働く。「前は気軽に食べられた牛丼も高く感じる」と言う。
この春、県外に大学進学した長男のために並んだ鹿児島市のシングルマザー(46)も。「入学金や授業料は免除されたが、パソコン購入や寮の光熱費などでお金がすごくかかった。自分も生活を切り詰め、1日1食にしている」と話した。
もってけ市は若者の支援団体「わけもん かごしまミーティング」が主催し、今回が8回目。実行委員長の長野誠さん(30)は「来場者の人数が高止まりしている。厳しい生活を強いられている若い人たちが多い」と指摘した。
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May 16, 2022 at 10:30AM
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