食べ物寄付「セブン」で気軽にさいたまの120店で受け付け子ども ... - 東京新聞

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フードドライブの回収ボックスに食品を入れる大野知事（右）＝県庁で

　コンビニエンスストア大手のセブン－イレブン・ジャパン（東京都千代田区）は今月から、さいたま市内の約120店舗で、来店客が不要な食べ物を寄付できるフードドライブを始めた。同社では全国初。

　同社はこれまでにも本部社員や閉店する店舗が食品の寄付をしてきた。今回は、県の仲介でさいたま市子ども食堂ネットワークと連携し、市内の一部直営店で試験導入していた来店客向けのフードドライブを拡大した。

　店頭に回収BOXを置いて、穀類や缶詰、インスタント食品などを募り、同ネットワークに加盟する子ども食堂が食品を回収する。同社は今後、県内全域や全国での展開を目指す。

　19日には同社の担当者らが県庁に大野元裕知事を訪れ。取り組みを報告した。大野知事は子ども食堂など子どもの居場所づくりに注力しているとして「地域を支えているセブン－イレブンの支援はありがたい」と歓迎。同社サステナビリティ推進室の吉田希美枝総括マネジャーは「フードドライブを通じて社会貢献の拠点になりたい。食品ロスの削減にも寄与できる」と意義を強調した。

　コンビニエンスストア業界ではほかに、ファミリーマートが2021年4月から店頭でのフードドライブを実施。現在は全国の約2500店舗で展開している。（飯塚大輝）