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松阪発祥の食品卸売大手・国分、地元の学校と地域課題解決の協業 ... - 朝日新聞デジタル

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菊地洋行

 市場に出回らない未利用の魚や傷の入った特産の柿、砕けてしまったヒジキ――。三重県松阪市発祥の食品卸売大手「国分(こくぶ)」(東京・日本橋)が、こうした食材の有効活用をめざす地元の学校と協力し、地域課題の解決に取り組んでいる。

 国分は、多気町丹生に産出した水銀を原料にした「伊勢白粉(おしろい)」の販売で富を築き、江戸に様々な店を開いた伊勢商人の流れをくむ。代々の当主が勘兵衛を名乗り、4代勘兵衛が1712年に江戸に進出。しょうゆ醸造・販売業を経て、1880年に広く食品を扱う卸売業に転じた。

 缶詰などに使われているオリジナルブランド「K&K」は、国分勘兵衛のイニシャルをもとにしている。グループ本社と全国に7社あるエリア会社は、各地域とのつながりを重視。オリジナル商品の開発にも力を入れている。

 食物調理科のある県立相可高校(多気町)とは数年前から協業している。水揚げされながらも市場に出回らない未利用の魚や、細かく砕けて商品にならないヒジキなどを材料にしたパスタソースのほか、傷が入ってしまった多気町特産の前川次郎柿を風味豊かなようかんに加工してカステラ生地ではさんだ菓子「シベリア」などを開発中だ。

 シベリアについては、松阪市と多気町の生徒が通う多気中学校の2年生が、柿のキャラクターなど包装デザインの一部を手がけることになっている。

 相可高校食物調理科教諭で専門調理師の西岡宏起さん(36)は「商品流通や値段設定、パッケージまで、流通大手のノウハウに接することができる。地域課題を若いうちから考えることも、生徒たちにとって良い勉強になる」と協業の意義を語っている。(菊地洋行)

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