家庭で余った食品などを無人で受け付けるフードポストが１２日、気仙沼中央公民館に設置された。市中心部の公民館で寄付を行う人の利便性が増し、関係者が協力を呼び掛けている。
ポストは余剰食品や日用品を集め、必要な団体に提供しているフードバンク気仙沼（遠藤明白代表）が設置。これまでに旧新月公民館内のフードバンク事務所、市役所本庁舎、イオン気仙沼店など５カ所に置かれており、公民館への設置は１０月の松岩に続く２カ所目となった。
遠藤代表と公民館の菅原陽子館長が、玄関近くの一角にコンテナ２個と、活動を周知するパンフレットを配置。受け付けるのは、缶詰やレトルト食品、カップ麺、調味料など保存ができる食品で、生鮮食品、賞味期限が過ぎたものは受け付けない。シャンプーや洗剤など日用品の持ち込みもできる。
寄付は常時可能で、フードバンクの担当者が週２回のペースで回収。年末年始に向けて、米、レトルト食品の需要が高く、協力を求める。設置に協力した菅原館長は「活動は環境、福祉、ＳＤＧｓの取り組みにつながる」と市民の協力を呼び掛けた。
フードポストの設置は増えており、市内公民館への設置は今後も進める予定。フードバンクの遠藤代表は「中央公民館は周囲に住宅や店舗が増え、たくさんの利用がある。ポストの設置が寄付だけでなく、活動を知ってもらうきっかけになれば」と話している。
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December 14, 2022 at 07:43AM
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